オゾンゾンデ観測の方法

7.2.9 オゾンゾンデ観測の方法

 オゾンゾンデ観測は、大気を吸入してオゾン濃度を測定するオゾンゾンデという測器を気球に吊り下げて飛揚し、上空約35 kmまでのオゾンの詳細な高度分布を直接観測するものである。気象庁が2010年まで使用していたRS2-KC96型オゾンゾンデは、ヨウ化カリウム(KI)溶液にオゾンを含む空気を注入した時に流れる酸化還元電流を測定することでオゾン濃度を求める、電気化学反応方式によるゾンデである。酸化還元電流を測定するためにガルバニ電池の原理を利用している。2008年11月から那覇で、2009年12月から札幌・つくばで、2010年4月から南極昭和基地でECC型オゾンセンサとGPSゾンデを組み合わせたECC型GPSオゾンゾンデの使用を開始した。ECC型オゾンセンサもヨウ化カリウム(KI)溶液を用いた電気化学反応方式によるオゾンセンサである。酸化還元電流を測定するために濃淡電池の原理を利用している点でRS2-KC96型オゾンゾンデと異なる。詳細については、気象庁の「オゾンゾンデ観測指針」(2010)を参照されたい。

RS2-KC96型オゾンゾンデとECC型GPSオゾンゾンデ

図 7.2.9.1 RS2-KC96型オゾンゾンデ(左)とECC型GPSオゾンゾンデ(右)。
Fig. 7.2.9.1 KC Type (left) and ECC Type (right) ozonesonde.


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