黄砂現象の観測地点を第7.1.3節に、黄砂現象の観測方法を第7.2.13節に示す。
図4.2.1.1に日本国内の黄砂現象の観測地点(67地点)における2009年2〜12月にかけての日別の黄砂観測地点数を示す。また、図4.2.1.2に国内で黄砂現象を観測した地点の分布を示す。2009年の黄砂現象は、2月11日から13日に西日本中心に観測されたことに始まり、2月に合計7日観測され、3月に5日、4月と5月にそれぞれ2日観測された。また10月に4日、12月にも2日観測され、10月として17年ぶり、12月として16年ぶりの観測となった。
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図4.2.1.1 日別の黄砂観測地点数(2009年2月から12月)。 |
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図4.2.1.2 2009年に国内で黄砂現象を観測した地点。 |
日本国内の黄砂現象の観測地点(67地点)における1967年以降の年別の黄砂観測日数の経年変化を図4.2.1.3に、黄砂観測のべ日数の経年変化を図4.2.1.4に示す。黄砂観測日数とは、国内のいずれかの黄砂観測地点で黄砂現象を観測した日数である(同じ日に何地点で観測しても1日として数える)。また、黄砂観測のべ日数とは、黄砂現象を観測した地点数を合計した日数である(例えばある日に5地点で黄砂現象が観測された場合には5日として数える)。
2009年の黄砂観測日数は22日(平年値は20.3日)、黄砂観測のべ日数は251日(平年値は163.0日)だった。黄砂現象の統計を開始した1967年以降で、黄砂観測日数が最も多かったのは2002年の47日、黄砂観測のべ日数が最も多かったのも2002年の789日である。
2000年以降は、黄砂観測日数が30日以上となる年が多く、黄砂観測のべ日数も300日以上となる年が多くなっているように、近年我が国で黄砂が観測されることが多い。ただし、黄砂観測日数や黄砂観測のべ日数は、年々の変動が大きく、長期的な傾向は必ずしも明瞭でない。2000〜2002年にかけて黄砂観測日数や黄砂観測のべ日数が多かったのは、黄砂発生源のアジア大陸において強風が多発したことによる影響が大きかった。また、黄砂発生源のアジア大陸における過放牧や農地転換による耕地の拡大等の人為的要因による砂漠化の進行が原因との指摘もある。
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図4.2.1.3 日本における年別黄砂観測日数(1967〜2009年)。 |
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図4.2.1.4 日本における年別黄砂観測のべ日数(1967〜2009年)。 |