紫外線に関する話題
このページでは下記の項目を紹介する。
- 紫外線の観測及び観測網
- UVインデックスの活用方法
紫外線の観測及び観測網
気象庁では、ブリューワー分光光度計を用いた波長別の紫外線観測を、1990年1月よりつくばで、1991年1月より札幌、鹿児島、那覇で開始した。鹿児島での観測を終了した2005年4月以降は、札幌、つくば、那覇において観測を実施している。これは、オゾン層と密接な関連があり、生物に有害なB領域紫外線(波長280〜315nm)の地表到達量の状況を把握するためである。観測している波長域は、地表に到達し、かつオゾン量に依存して大きく変化する範囲を中心とする290nmから325nmまでであり、0.5nm毎の波長別の紫外線強度を日の出から日の入りの間、毎正時に測定している。観測された波長別紫外線データについては、積算した紫外線量を算出するほか波長別に重み付けして積算する紅斑紫外線量及びそれを指標化したUVインデックスに換算して公表している。また、気象庁は国立極地研究所と共同で、南極昭和基地において1991年2月から試験的に観測を開始し、1994年2月からは気象庁が定常観測を実施している。なお、つくばと昭和基地では紫外域日射全量計によるB領域紫外線全量も同時に測定している。
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UVインデックスの活用方法
地球規模で進んでいるオゾン層の破壊により、地表に到達する有害紫外線が増加して、皮膚ガンや白内障等の病気の発生率が増加したり、体内免疫力が低下することが危惧されている。特に、メラニン色素の少ない人の、皮膚ガン、悪性腫瘍が世界的に増加しているとも言われており、日射を浴びることが健康的であるとする生活習慣や、オゾン層の破壊は、その影響を深刻化することにつながりかねない。このような状況を受け、世界保健機関(WHO)、世界気象機関(WMO)、国連環境計画(UNEP)などは2002年7月に共同で、「UVインデックスの運用ガイド」(WHO et al., 2002)を作成し、UVインデックスを活用した紫外線対策の実施を推奨している。
運用ガイドでは、公衆衛生の観点から、もっとも影響を受けやすい人々(メラニン色素の少ない人や子供達)を基準にして、UVインデックスに応じた対処法をわかりやすく人々に伝えるよう提唱している。これによれば、UVインデックスが3〜7の場合には、できるだけ日陰を利用し、長袖シャツなどを利用するように、またUVインデックスが8以上の場合には、外出は控えるとともに、必ず長袖シャツなどを利用することを推奨している。また、環境省は紫外線に係る保健指導を目的として、保健師など保健活動に関わる人を対象に「紫外線環境保健マニュアル」を作成している。この冊子では、「UVインデックスの運用ガイド」と同様にUVインデックスを用いた紫外線対策を推奨している。
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内容構成一覧
概要 | 基礎知識 | 参考文献
日本における紫外線 | 日本におけるUVインデックス | 昭和基地での紫外線
オゾン層及び紫外線のGAW観測所 | 観測方法(紫外線) | 較正(紫外線)