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平成25年 2月12日発表 (次回発表予定 平成26年 2月10日)
気象庁地球環境・海洋部
- 全球で平均した海洋の表層水温は、長期的に10年あたり0.021℃(統計期間は1950年から2012年)の割合で上昇しています。
掲載しているデータは、解析に使用する観測データの追加などにより過去にさかのぼって修正する場合があります。
海洋表層が蓄積した熱量(貯熱量)の変動の指標として、海面から700m深までの表層水温平年差の推移を図に示します。世界全体で平均した表層水温は年ごとに上昇下降を繰り返しつつも1950年以降長期的に上昇傾向にあり、1950年から2012年の間に10年あたり0.021±0.003℃(±は95%の信頼区間)の割合で上昇していました。近年では1990年代半ばから2000年代初めにかけて特に大きな昇温が見られ、その後も水温が高い状態が続いています。
このように、海面水温(「海面水温の長期変化傾向(全球平均)」)と同様に海洋の表層水温も上昇しており、海洋が長期的に熱を蓄積していることがわかります。同じ1950年から2012年の間に、海面水温は10年あたり0.072℃の割合で上昇しており、上昇率は海洋内部のほうが小さくなっています。
海洋の表層水温が上昇した要因としては、二酸化炭素などの温室効果ガスの増加に伴う地球温暖化や、様々な時間スケールの自然変動による影響などにより、海面に加わった熱が海洋内部に伝わったり運ばれたりしたことが考えられます。
海洋の表層水温が上昇すると、海水が熱膨張して海面水位が上昇するほか、海洋生物が生息する環境の変化といった影響があると考えられています。