English
サイトマップ サイト内検索 ご意見・ご感想
ホーム
防災気象情報
気象統計情報
気象等の知識
気象庁について
案内・申請・リンク
ホーム > 気象等の知識 > 海洋 > 海水温・海流の知識 >日本海の海流

日本海の海流

対馬海峡からは、黒潮を起源とする高水温・高塩分の水や長江を起源とする低塩分水が混在して流入し、日本海を代表する海流である対馬暖流を形成しています。他方、日本海の北東部からはリマン海流が大陸沿岸沿いに南下しており、オホーツク海およびアムール河を起源とする低水温・低塩分水を日本海北部の表層に供給しています。日本海の表層には、このような2つの異なった性質の海水が流れ込んでいますが、地形的影響により、暖水および冷水の厚さは最大でも200m前後に過ぎません。日本海中央部の北緯40度付近には、暖水と冷水の境界が現れることが多く、極前線あるいは亜寒帯前線と呼ばれています。しかしながら、この極前線の鉛直構造も極めて浅く、強い海流を伴わないことが日本海の特徴となっています。

対馬暖流の流路

対馬暖流は黒潮に比べると、流量で約1/10、流速で約1/4の弱い流れです。黒潮のように連続した流路を形成することは稀であり、極前線より南の海域では、対馬暖流の流路は不連続で複雑な形状を示すことが多くみられます。
一方、対馬暖流が流入・出する対馬海峡や津軽海峡に近い海域では、比較的安定した流路をとっています。対馬海峡から隠岐諸島にかけての日本海南西部においては、3本の流れとなっています。また、北緯40度付近より北側の海域においては、秋田沖で合流し、沿岸に沿って北上後、大部分は津軽海峡から太平洋に流出し、一部は、宗谷海峡からオホーツク海に流出しています。

日本海の海流図

日本海の海流と対馬暖流の流路の模式図

対馬暖流の流量

対馬暖流の流速は最大でも0.8m/s程度、その厚さはせいぜい200m程度です。対馬海峡から流入する対馬暖流の平均流量は2.3〜2.7Sv(1Sv=106m3/s)程度となっており、流量は冬季から春季にかけて小さく、夏季から秋季にかけて大きいという季節変動を示し、その変動幅は0.5〜1Sv程度となっています。

このページのトップへ