(a)地球の地上気温を年毎(赤棒グラフ)とほぼ10年平均(黒線,約10年以下の変動を除くためにフィルターをかけている)で示す。年々のデータには,データの不連続,機器によるランダムな誤差と不確実性,及び海面水温のバイアス補正や陸上における都市化の影響の補正における不確実性で生じる不確実性が含まれる(黒い縦線は95%の信頼区間を示す)。過去140年と100年の両期間ともに,最良の見積もりによると,地球の平均地上気温は,0.6±0.2℃上昇した。
(b)加えて,過去1000年間の北半球の地上気温の年々の値(青)と50年平均値(黒)の変動が,温度計によるデータに対して較正された「代替データ」(主な代替データは図中に示した)によって復元された。年々の値における95%の信頼区間が,灰色の領域によって示されている。これらの不確実性は,年代を溯るとともに増大し,また相対的にまばらな代替データを用いるため,観測機器による記録の信頼区間と比べて常に大きい。それにもかかわらず,20世紀の気温上昇の率と持続期間は,それ以前の9世紀のどれよりもかなり大きい。同様に,1990年代はこの1000年間で最も暖かい10年間であり,1998年は最も暖かい年であった可能性が高い7。
[(a)は第2章図2.7c,(b)は第2章図2.20に基づく]