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最高気温が30℃以上の日は真夏日,夜間の最低気温が25℃以上の日は熱帯夜と呼ばれています。この真夏日と熱帯夜の年間の日数は,20世紀にどのように変化したのでしょうか。西日本と南西諸島でのデータをもとに見てみましょう。
図1.2.4.1は,西日本と南西諸島における年ごとの真夏日日数の経年変化を示しています。この図を見ると,南西諸島は1950年代,1960年代半ばに最も多かったものの1970年代半ばにかけて減少し,その後はやや増加しながらも1930年代と比べて多くはなっていないことが分かります。一方,西日本は,1950年代半ばに減少したものの,1960年代にかけて急激に増加し,その後は,1980年頃まで減少傾向,最近は南西諸島と同様に再び増加してきていますが,1940年代,1960年代と比べて多くはなっていません。
図1.2.4.1:西日本と南西諸島の真夏日日数の経年変化(単位:日)
それぞれの値は年々の変動を取り除くため,5年間の移動平均をしています。
両地域の値とも,表1.2.2.1の赤字で示した地点のデータから算出しています。
一方,熱帯夜日数の両地域における経年変化を図1.2.4.2に示します。この図を見ると,両地域とも1970年代半ば頃から急激に増加しつづけており,図1.2.4.1に見る真夏日日数の変化とは大きく異なっていることが分かります。このことは過去と比べて,「日中の暑い日はそれほど増えてはいないが,夜間に気温が下がりにくくなっている」ことを示しています。「日較差(1日の気温の変化)が小さくなってきている」とも言うことができます。
図1.2.4.2:西日本と南西諸島の熱帯夜日数の経年変化(単位:日)
それぞれの値は年々の変動を取り除くため,5年間の移動平均をしています。
両地域の値とも,表1.2.2.1の赤字で示した地点のデータから算出しています。